雪害によるビニールハウスの倒壊
早期復旧のために今すぐできること


近年、記録的な大雪による農業用ビニールハウスの倒壊が相次いでいます。2025年2月にも愛媛県、福島県などで被害が発生し、多くの被害が発生しています。被害に遭われました皆様の一日でも早い復旧をお祈りします。


雪害で倒壊した農業施設、早期復旧がカギ


被害に遭わない為の対策も重要ですが、被害後の対応も重要です。適切な対応をすぐに行えば、被害を最小限に抑え、早期復旧につなげることができます。倒壊しているかなどの状況によりますが、すぐにやるべきことをまとめました。



① 安全確認と被害の記録


まずはハウス内に立ち入っても危険がない場合、ハウス各部の点検を行いボルトやナットの緩みがないかまた脱落していないかを確認します。その際にボルトなどの締めなおしや、環境制御装置や補光設備、カーテンの自動巻き上げ機などの作動確認をしてください。その他にも被覆材や防虫ネット、カーテンなどの資材も点検してください。

破損が確認できた場合は、被害状況をスマートフォン等で撮影し、被災の証明を残し補助金や保険申請に備えます。撮影時には角度を変えて撮影し、また複数枚の写真を残しましょう。



② 被害を拡大させないための除雪作業


まずは安全に作業ができる環境であるかの確認とヘルメットや滑りにくい靴や手袋などを用意します。また必ず2人以上で作業を行います。
もし冬期に栽培の予定がない場合は天井のビニールを外し、ハウス内地面を被覆し水分がしみこまなくしておくと良いでしょう。

  • 天井部の除雪

    雪が滑落しない場合は、手作業で強制的に滑落させ、天井に雪を乗せたままにしない。天井の雪を放置すると、さらに積雪しやすくなるので注意する。また、2年目以降の古ビニールは、滑性が劣り積雪の危険性が高いので、除雪の順番は古ビニールのハウスから行う。
  • 除雪方法

    ハウス上の除雪方法は、内側から棒でつつく、外側からT字型のブラシで落とす、両側にロープを渡して2人で斜め気味に引っ張って落とすなどがある。
  • 除雪場所のバランス

  • 片側だけ除雪すると天井部の積雪に偏りができ、少ない積雪でも倒壊することがあるため、除雪は初期から行うか、両側均等に行う。同様に、片側日照や風向きでも積雪に偏りができる場合があるので気をつける。また除雪は、肩部だけでなく天井部まできちんと行わないと倒壊する場合がある。
  • ハウス側面の除雪

    ハウスの側面に雪が積もり続ける場合は、積雪がハウスの肩の高さを超えると倒壊の危険が急激に増すため、小型除雪機などを使用し早期に除雪する必要がある。天井部の除雪により側面に雪がたまるため、この2つを考慮した除雪作業が大切である。
  • ビニールの切断

    急激な降雪により積雪が1mを超えるような緊急時には、ビニールを切ってハウスの倒壊を防止する。その際は、落雪の下敷きにならないよう細心の注意を払って作業を行う。ビニールの切断も除雪同様、雪の荷重を偏らせないよう、天井パイプに対して左右対称に行う。なお、ハウス内に入りビニールを切断する場合には、複数人で入りヘルメットの着用等の安全対策を行い落雪や倒壊に細心の注意を払い作業を行う。

  • 参考:京都府ホームページ ビニールハウス雪害対策


③ 補修や修理が必要な場合は施工業者を手配


雪害の影響を受けたエリアでは、多くの農家が一斉に補修を依頼するため、施工会社の手が足りず、修理が遅れることがあります。施工業者のスケジュールはすぐに埋まるため、メガデルなどの施工依頼サービスを使って、まずは依頼を出しておくとが重要です。



ハウスの施工会社を選ぶ際には複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。
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是非、会員の登録をお願いします。

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まとめ:すぐに動けば被害を最小限に抑えられる!



    ✅ 被害状況の記録を残す(補助金・保険申請に必要)

    ✅ 被害を拡大させないための除雪作業(安全に配慮した除雪)

    ✅ 施工業者を手配(業者不足になる前に依頼)